2-5)スタッフ採用方法

スタッフ採用方法:背景画像

当院では接客、接遇に力を入れており、チームとして医院を運営しています。したがって採用には価値観、協調性に重点を置いています。決して急なスタッフ補充、資格が有れば採用という事はしません。これは既存のスタッフの考えでもあります。

価値観、協調性と言っても漠然として判りにくいと思います。しかしこれがあまりにも別々な方向を向いていたら医院としては成り立たなくなります。

例えば、道端で困っている人がいるとします。その対応として

  1. すぐに声を投げかける人
  2. 声をかけなかったけど、かけた方が良かったかなと後悔する人
  3. 何も感じない人
  4. 声を掛けて何かトラブルに巻き込まれるのがイヤなので、声を掛けない人

その他まだ有るかもしれませんが、この4つの対応には正解も間違えもありません。
ただ、1,2を選択する人は、3,4を選択する人とチームを同じにする事はストレスになると思います。
また、3,4を選択する人1,2の考えを提案する事もストレスになり、お互い不幸な事になります。
この条件だけではありませんが、ちなみに当院は1,2を選択する人を採用します。(笑)

「採用のステップ」としましては、

話での問い合わせ、履歴書の送付

「1」で選出された応募者の主任による面接(質問事項記入、当院の理念、方針の説明、適正検査の記入)

「2」で選出された方の1日を通しての見学、仕事の体験、院長による面接

試用期間として仮採用

本採用

「1」の電話、履歴書についてポイントは、言葉使いはもちろんなのですがやる気が伝わってくるか、覇気があるかとか、丁寧で気持ちの伝わる文面か?今迄の経歴がぶれていないか?1つの職場や物事に腰をすえて向き合っているか?等を大まかに確認しています。

「2」の面接までは院長の私は応募者の方と顔を合わせる事はありません。主任に対応をお願いしています。ポイントとしましては当院の方針、労働条件の提示での反応をみたり、目をみて自然な笑顔で語れるか?を診ていると思います。また、適性検査なのですが、今まで様々な会社のテストを試したり、スタッフにそれを試してみましたがピンと来るものはありませんでした。今では本で出会った質問集や、うまく当てはまった質問のみを抜き出してオリジナルの基準で判断しています。

「3」の1日を通しての見学、体験はスタッフとの相性を見るものです。一緒に行動したりランチをしたりしてスタッフに判断してもらっています。その際スタッフの一人でも価値観や協調性の違いを感じた場合は残念ながら採用を見送らせてもらいます。

最後の院長による面接は応募者の方から今日の感想、質問と採用条件の再確認のみです。それまでにスタッフや主任から報告があがってきていますのでオマケみたいなものです。(笑)

「4」「5」の試用期間から本採用は応募者の実際の歯科医療の経験を通じての適正の再確認、また本人の意欲の再確認も行っています。

その理由は以前他の応募者の面接で「昔いきなり本採用となり、その職場の水が合わないにもかかわらず辞める事を言い出せず、精神的に苦しみ病気を患った。」と言う声を聞いてからです。当院だけではなく、応募者も自分を見つめなおす大切な期間、ステップは必要と感じています。

この様な慎重なステップを踏んでも採用者の初出勤日はドキドキします。昔、医院に体力が無く応募者に充分な採用条件を提示出来ない次期がありました。そして、晴れて初出勤日の当日の朝に1通の手紙が置かれていました。内容は他院の勤務にしたいとの事でした。本人も苦しんだと思いますし、充分な条件を提示出来ない自分にも情けなく思いました。

その経験のおかげで、今でも当院に勤めてくれるスタッフには本当に感謝していますし、謙虚に接する事を心がける様にしています。また、勤務しているスタッフには、医院で出来る限りの楽しい体験、出会い、経験を積んでもらおうと心に誓っています。

さき山歯科クリニックのCM動画紹介