●●●人間力の向上とプライベートの充実
ボランティア活動実践、推奨
当院ではボランティアのサポートを募金という形で行っています。ボランティア活動に興味があるが中々時間が作れない。どの様な活動があるのかわからない。
私も含めスタッフに、この様な活動にいつでもアンテナを張って「自分には関係無いではなく、自分にも関わりが有る問題だ」という気持ちのある人間に育って欲しいと言う考えでこのサポートは始まり、売上の1部を募金する形態をとって始まりました。実際、興味があったという事で医院の休みを利用して海外のボランティア活動(※上記写真参照)に参加したスタッフもいます。
完全週休2日制で充実の余暇
当院のスタッフは完全週休2日制なのですが、医院としましては日曜日のみの休診で祝日も診療しています。ただその分有給休暇として対応しています。休暇日数は正社員1年目で15日から始まり、6年目には年20日となります。
この休暇は完全に消化して良い休みで随分充実した生活を送れると思います。
変わった診療スタイルと思われるでしょうが、私が旅行が好きで、スタッフにも気軽に休みをとって色々な県、国、そして沖縄の離島などに足を運び、見分を広めて欲しいためにこのスタイルにしています。一生懸命仕事をし一生懸命遊んで欲しいのです。実際当院では毎月の様に本土へ旅行しているスタッフもいますし、月に2回海外に出かけたスタッフもいます。よく友達と旅行計画を立てる際に、中々日程や休みを合わせられない事がありますが、当院のスタッフは調整の苦労がほとんど無いとの事です。
また、この有給休暇制度は子育て時、親などの介護時にも有効に使って欲しいと思っています。子供の急な発熱や病気、親の介護など緊急な時はいつでも申請して良いシステムとしています。
訪問歯科との出会い
訪問歯科は様々なシチュエーションがあります。まず、相手の家庭にお邪魔しますし、病状によっては重篤の場合もあり電話での言葉使いや相手の環境への配慮も必要になります。
また訪問先は相手のプライベートの場所なので、部屋を汚したり、環境をみだしたりしてもいけないので様々な気配り、気遣いが自然に身に付きます。この様な立ち振る舞いを毎日の様に行っていると人間的に本当に成長すると思いますし、実際私も感じています。
末期がんの患者様への対応、重度な障害のある利用者様への対応、認知症の方への対応。悲しい別れもあります。罵倒や手を出される事もあります。病気と立ち向かう姿に感動させられる事もあります。そして、訪問歯科を行うと、凄くエネルギーのある感謝の言葉、笑顔を沢山頂きます。
前記したように、当院ではミーティングを重要視し、訪問でのエピソードなども訪問歯科を担当してないスタッフでも共有できる様にしています。訪問歯科を手掛けた事は、私も含めスタッフの人間力の向上、育成に欠かせない事になっていると思います。
初めスタッフに「この様なイベントがあるけどどうかな?参加してみようか?まだ、当院には早いかな?」と遠まわし打診しました。すごい拒否反応をされるかと思いましたがあっさり「いいですよ」でした。本当に有難い、自慢のスタッフです。
さて実際の審査は3ヶ月にかけて3人の覆面調査員がそれぞれ医院を初診として来院し、初診終了後医院を後にするまでを評価するものです。調査員は医院を出た後戻ってきて調査員と名乗り出るので本当に誰が調査員か判らないので医院の素の評価わかります。残念ながらまだ良い評価は頂いてませんが、この様な患者様の生の声はどんなセミナーよりスタッフの心に響くスキルアップだと思っています。
今回、当院の特徴、スタッフ採用、育成についてお話させて頂きました。コーナータイトルに「歯科衛生士が活躍する繁盛歯科医院」とありますが、当院はまだまだその様なレベルの歯科医院ではありません。しかし、当院の患者様、スタッフに向き合う姿勢に共感し声を掛けてくださった事を有難く思います。
また、執筆後改めて今のスタッフがあり、様々な出会いあり、そして別れがあり初めて今の当院があるのだなと再確認させられました。今日も頑張って働いてくれるスタッフ、今迄面接を希望した応募者の方、当院を卒業したスタッフの方にも心から感謝を述べたいと思います。
1:コミュニュケーションを中心とした楽しい職場環境
2:セミナー、ミーティングを通じたスキルアップ
3:歯科医療、医院環境を充実させる事を通じた人間力の向上